こんにちは!燻製ブロガーのりょう(Twitter)です。
今回紹介する燻製レシピは「燻製カマンベールチーズ」です。
チーズ好きにはたまらない燻製になると思います。
カマンベールに限らず、チーズの燻製って実は失敗しやすかったりするので、要所のポイントをまとめておきました。
ぜひ参考にしてみてください。
燻製カマンベールチーズの作り方
今回は安定の雪印のカマンベールチーズを買ってきました。
カマンベールチーズは、クリーミーかつ香り控えめで穏やかな風味が特徴です。
チーズの中でも比較的シンプルなので燻製との相性も抜群。
ちなみに燻製に使うのであればカットされていないホール型の商品を使うことをおすすめします。
白カビで覆われている表面は熱に溶けにくいんですが、断面はすぐに溶けてしまいますからね…。
燻製する際の熱で溶けだしいてしまわないためにもホールのカマンベールチーズを選びましょう。
1、カマンベールチーズを常温に戻す
まずはカマンベールチーズを常温に戻します。
燻製時の温度差で水滴が付いてしまうのを防ぐためです。
表面に付着した水分は燻製したら酸味に変わってしまうので、冷蔵庫から取り出したチーズをすぐに燻製するのは最大のNG行為ですね。
ここが一番重要なポイントかもしれません。
2、燻製器のセッティング
続いて燻製器のセッティングに移ります。
今回はSOTOのスモークポットを使用。
室内でも燻煙を気にせず燻製出来るので、小さいものを燻製する際は非常に重宝してます。
カマンベールチーズの下には念のためアルミホイルを敷いておきました。
表面が溶けて網にくっ付いてしまったら最悪ですからね。
これで燻製の準備は完了。
3、60~80℃で10分燻製
いよいよ燻製です。
カマンベールチーズは60~80℃くらいで10分燻製していきます。
ガスコンロだと弱火~中火くらいの火力です。
仮に100℃を超えたとしても、10分程度の時間でしたら溶け出したり焦げる心配もないのでご安心を。
また、60~80℃というとちょうど熱燻と温燻の境目くらいなので、どちらの手法を選んでいただいても構いません。
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10分経過したら火を消して蓋をしたまま5分くらい休ませましょう。
4、30分以上しあげ乾燥をする
燻製が終わったら仕上げ乾燥です。
もし表面に水滴が付いていたら早めにティッシュなどを使って吸い取りましょう。
酸味が付いてしまいますのでね。
カマンベールチーズは焼くと内部がトロトロになって美味しいんですが、燻製してすぐに食べるのはNGです。
燻煙の渋みが取れるまで、最低でも30分以上は燻製チップを外したところでおいておく必要があります。
5、燻製カマンベールチーズの完成
燻製カマンベールチーズの完成です。
真っ白だったカマンベールチーズが、たった10分の燻製でここまで色付きました。良い感じですね。
ウイスキー、ビール、ワインなどなど…。どんなお酒にも合うおつまみに仕上がりました。
カマンベールチーズを美味しく燻製するためのコツは?
最後にカマンベールチーズを美味しく燻製するためのコツをまとめておきますね。
主に下記の3つに注意してみてください。
1、チーズは常温に戻してから燻製しよう
まずはしっかり冷蔵庫から出してカマンベールチーズを常温に戻すことです。
少しでも温度差で水滴が発生しないように注意してください。
燻製前に一度キッチンペーパー等で拭きとっておくと良いかもしれません。
燻製後に水滴が付いているようならすぐに拭き取りましょう。
2、燻製後はしっかり仕上げ乾燥をしよう
2つ目は燻製後の仕上げ乾燥ですね。
燻香が馴染むまで待たないと苦味が出てしまいますので。
1日くらい我慢するのが良いんですが、もしトロトロの焼きカマンベールが食べたいのであれば、燻製して1日置いたものを再度加熱するのが良いですね。
3、燻製チップの種類で味も変わる
最後に使用する燻製チップの種類です。
今回僕は桜チップを使用したんですが、こちらは強い燻香を楽しみたい方におすすめ。
ちなみに、十勝の燻製カマンベールチーズは「ブナ」の燻製チップを使用しているそうです。
こちらはクセの無い香りなので、どちらかというとチーズの風味を重視したい方向けですね。
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以上3点に気を付ければ美味しい燻製カマンベールチーズが食べられますよ!