こんにちは!燻製ブロガーのりょう(Twitter)です。
ここでは、日本を代表する燻製チップである「桜チップ」の特徴を紹介します。
やっぱり燻製といったら桜チップですよね。
といっても、桜チップは香りが強いので、けっしてすべての食材に合うわけではないんです。
万能と思われがちな燻製チップですが、食材によっては他の種類を使った方が良いこともあったり…。
燻製をやる方は知っておくと面白いですよ。
桜チップとは?
桜チップは文字通り桜の木を使って作られた燻製チップです。
日本では最も馴染みのある燻製チップで、お店に並ぶ燻製食品はこのチップを使って燻製されたものが多いですね。
桜チップの燻香の特徴
桜チップは香りの強さが特徴的なチップです。
桜の木からあんなに強烈な燻香がでるなんて本当に驚きます。
燻製チップの種類は豊富にありますが、その中でも「燻香」と「色」がともに付きやすいタイプで、初心者にも扱いやすいのが特徴。
とりあえず家で燻製をしてみたいという方は、まず桜チップをお試しいただけたらと思います。
桜チップの燻香を指標として、その他の燻製チップと比較していくと分かりやすいです。
桜チップはどんな食材に合う燻製チップなの?
桜チップは燻製チップの中では比較的万能なタイプ。
だからいろんな食材に使えるとも言われているんですが、すべての食材に対して最適かといわれるとそういうわけでもありません。
中には他の燻製チップを使った方が良いケースもあります。
桜チップは香りが強く肉類の燻製におすすめ
桜チップは香りが強いため肉類の燻製におすすめ。
特に「牛肉」や「豚肉」です。
実は燻製チップって、臭み取りの役割も果たしてくれるんですよ。
香りが付くということは良くも悪くもそういうことです。
桜チップの強い燻香が食材の悪いところを隠し、良いとこのみを際立ててくれるようなイメージ。
ですから、普段料理をするときに臭み取りをしている食材は、桜チップとの相性が良いことが多いですね。
桜チップは鶏肉と魚には向かない?
一方で、桜チップに向かない食材もあります。
別に使っても悪くはないのですが、桜チップよりも相乗効果を期待できるチップが別にある、という話だと思ってもらえたらと思います。
例えば「鶏肉」や「魚」。
もともと淡泊な味をしている食材は、桜チップのような燻香の強いチップを使うと、食材自体の良さが薄れてしまうんです。
こういった食材には桜チップよりも、「リンゴ」「ナラ」「ブナ」「ウイスキーオーク」といったすっきりした燻香を持つ燻製チップの方が合います。
最終的には各々の好みによるんですが、この辺りも参考に桜チップを使ってみると面白いですね。
桜チップの燻香が強すぎると感じたら…
ちなみに、中には桜チップの燻香は強すぎると感じる方もいると思います。
お店の燻製食品を食べた時に「あれは好きだけど、これはちょっと無理…」みたいな…。
これこそが使ってる燻製チップの違いによるものなんですが、桜チップをもとに薫香の強さを調節するなら下記のチップがおすすめです。
桜チップより落ち着いた燻香で万能に使える燻製チップ
桜チップの香りがきつすぎると感じる方は、まず「ヒッコリー」を試してみてください。
ヒッコリーはシンプルな燻香が特徴で、燻製チップの中で最も万能に活躍するチップと言われています。
使用するチップに迷ったらヒッコリーを使いましょう。
桜チップときつい香りと比べ、ほんのりとした香りが付けられます。
ちょっとアクセントに薫香を付けたいという時に便利ですね。
桜チップよりも燻香が強い燻製チップも
そんな一方、桜チップよりも強烈な燻香を放つ燻製チップも存在します。
その名も「ピート」。
ピートは非常に香りの強い燻製チップとして、好きか嫌いかの好みがはっきりと分かれることで知られています。
興味のある方はぜひ挑戦してみてください。
以上が桜チップの特徴となります。
燻製チップはいろんな種類があるので、ぜひ食材ごとに使い分けてみてはいかがでしょうか?
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