こんにちは!燻製ブロガーのりょう(Twitter)です。
今回は「燻製材」の種類をまとめました。
燻製チップが定番ですが、実はそれ以外にも燻製材は沢山あります。
使い分けていろんな燻製を楽しみましょう。
燻製材の種類まとめ
燻製材の種類をまとめます。
1、燻製チップ
まずは定番の「燻製チップ」です。
ほとんどの方は燻製チップ以外の燻製材を知らないと思います。それほど定番。
熱燻のように高温で燻製する際は燻製チップが便利です。
熱源(ガスコンロなど)を使って常に熱してあげないと燻煙は出続けませんが、食材に火入れをしながら燻製をしたいときにはちょうど良い。
熱燻はお家でも手軽にできる燻製法なので、最も相性の良い燻製チップが広く浸透しているのでしょう。
最近はホームセンターのみならず100均でも見かけるようになりました。
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2、燻製ウッド
続いて「燻製ウッド」です。
燻製チップに続いて人気の燻製材。
最近は燻製チップと並んで一緒に販売される光景も見るようになりました。
燻製ウッドが真価を発揮するのは温燻をしたいとき。
低温~中温でじっくりと燻製するときは、熱源による高火力が必要な燻製チップは不便です。
燻製ウッドは、ガスバーナー等で一度着火するだけで燻煙が出続けるので、熱源不要で燻製することができます。
着火した燻製ウッドからも熱は出るので、刺身やローストビーフなど、食材の内部をレアに保ちつつ燻製したいときにはご活用ください。
ちなみに燻製チップと燻製ウッドの使い分けについては、下記の記事でも詳しく解説してますので参考までに。
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3、ピートパウダー、ピートブロック
ここからは一風変わった燻製材。
まずは「ピートパウダー」と「ピートブロック」です。
ピートはウイスキーの香りづけにも使われる炭のことをいいます。
「ピーティーな香り」なんて表現を聞いたことがあるかもしれませんが、これも立派な燻製の一種。
ピートは香りが強く色付きも非常に良くて、他の燻製材と組み合わせて使われることが多いです。
例えば燻製チップや燻製ウッドの上からピートパウダーを振りかけて燻製したり…。
色付きの悪い燻製材と合わせることで、見栄えをカバーすることができるのです。
また、炭の中にピートブロックを放り込んであげたら燻製バーベキューもできちゃいます。
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補佐的な燻製材として覚えておきましょう。
4、シダーグリルプレート
燻製バーベキューといえば「シダーグリルプレート」も欠かせません。
シダーグリルプレートをバーベキューの網の上に乗せ、その上で食材を焼くことで燻製ができるという燻製材。
濡らしたシダーグリルプレートの上に食材を乗せます。
徐々に燻煙が出始めるので、アルミホイルをかぶせて燻製蒸し焼きにしていきます。
食材にもよりますが20分くらいで燻製完了です。
おしゃれなバーベキューを演出するだけでなく、他の燻製材同様にちゃんと燻香も付いて旨みが倍増します。
魚の切り身や牛肉ステーキを燻製するのがおすすめです。
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燻製材に使われるのは木材だけじゃない
代表的な燻製材は上記で紹介した通りですが、実は燻製材に使われるのは木材だけではありません。
ピート(炭)を挙げたように、木材以外にも燻製に使われる素材は沢山あります。
「木の実」や「葉っぱ」とブレンド
例えば「どんぐり」「紅葉」「栗のイガ」などなど…。
木の実や葉っぱです。
燻製専門店は1種類の燻製チップだけでなく、様々な素材をブレンドして燻煙を作っています。
その中でも木材に近い木の実や葉っぱは定番のようです。
最初はチップのブレンドから始めて、慣れてきたら山に落ちているような素材を使ってみるのも面白いかもしれません。
茶葉やコーヒー豆なども燻製材に
他にも「茶葉」や「コーヒー豆」が燻製材として使われることがあります。
確かにお茶系は香りが良いので燻製には使えそうですが、ここまでくると煙さえ出たらなんでも燻製材として使えるような気さえして来る…。
それだけ燻製の幅は広いので、とにかくいろんな素材を燻製材として使ってみても良いと思います。
食材との相性もあるので組み合わせはそれこそ無限。それが燻製の面白さでもあるのです。
どんな燻製材にも長所と短所がある。上手く使い分けよう
どんな燻製材にも長所と短所があります。
燻製チップと燻製ウッドの違いに代表されるように、燻製法によって使い分けるのが一般的。
つまり、作りたい燻製レシピに応じた燻製材を使わなければならないということです。
燻製チップだけでは作れない燻製が沢山あるので、ぜひいろんな燻製材を使ってみてください。