こんにちは!燻製ブロガーのりょう(Twitter)です。
ここでは、燻製に使われる熱源について解説していきたいと思います。
熱源にもいろんな種類があるので、どんな燻製をするかに応じて使い分けてみてください。
使用する熱源で燻製の難易度も多少変わってきます。
燻製に使われる熱源の種類
それでは燻製に使われる熱源を見ていきましょう。
自宅で燻製するなら下記の3つが定番です。
- ガスコンロ、IHコンロ
- 燻製ウッド
- 炭
1、ガスコンロ、IHコンロ
1つ目は、ご家庭のキッチンに備わった「ガスコンロ」や「IHコンロ」。
火力調整も簡単ですし、燻製初心者にもおすすめな熱源です。
ガスコンロとIHコンロで出来る燻製は主に「熱燻」です。
自宅で作る燻製はほとんどこの熱燻によって作られます。
燻製チップを使い高温で一気に燻製(30分以内)するのが得意ですが、逆に低温で長時間燻製するのは苦手。
弱火~中火で100℃越えの熱が簡単に出せてしまう熱源なので、80℃以下の温度で火入れをしたい場合には少し苦労すると思います。
ちなみに室内で燻製することに抵抗がある方は、カセットコンロを使用すれば外で燻製することもできるのでおすすめです。
2、燻製ウッド
2つ目は、燻製材の1種である「燻製ウッド」。
燻製チップは熱源がないと発煙しないのですが、燻製ウッドなら一度バーナーで火を付けてあげるだけで、燃え尽きるまで燻煙が出続けます。
つまり燻製材そのものが熱源となる少し特殊な形です。
燻製ウッドは主に「温燻」をするときに使われます。
温燻は中温で長時間(1時間以上)かけて燻製する手法ですが、燻製ウッドとの相性が非常に良いです。
燻製ウッドだけで30℃~50℃くらいの温度が出せますし、一回点火したら燃え続けるので温度管理も不要。めちゃくちゃ楽です。
チーズやウインナーなど、火入れ不要な加工品を燻製するときの熱源にもおすすめです。
3、炭
3つ目は「炭」です。
アウトドアでの燻製と相性が良い熱源。
バーベキューに使用する炭を熱源として燻製することができるのです。
ちなみに、炭を熱源とする燻製には「ピートブロック」「シダーグリルプレート」といった燻製材が便利。
通常の燻製チップを使った燻製がしたい方は、「メスティン」等の容器を使うのもありですね。
炭は温度管理が大変ですが、バーベキューをしながら燻製するのは非常に面白いですよ。
燻製法によって熱源を使い分けよう
熱源の種類を紹介する中でも触れましたが、それぞれに適した燻製法が存在するというのもポイントです。
燻製法には「熱燻」「温燻」「冷燻」の3種類がありますが、基本的に冷燻以外の2つは熱源を利用して燻製するもの。
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僕は下記のイメージで熱源の使い分けをしています。
熱燻に使う燻製材は燻製チップですが、これで温燻をしようとするとちょっと苦労します。
ガスコンロ、IHコンロ、炭によるある程度の火力がないと発煙しないため、自動的に燻製器内が高温になってしまうからです。
これを避けるのに最適なのが燻製ウッドというわけですね。
要するに熱源によってある程度温度が決まっているので、食材の火入れに応じて使い分けるようにしてみて下さいということ。
あとは燻製材の使用法に則った熱源を使うことさえ気を付ければ、失敗は防げると思います。