こんにちは!燻製ブロガーのりょう(Twitter)です。
今回紹介する燻製レシピは「イカの一夜干し燻製」です。
一夜干しと燻製の効果により旨みマシマシ。噛むほど美味いお酒のつまみに仕上がりました。
あたりめを作る場合は1週間くらい干すらしいんですが、今回は一夜干しなので数時間でOK。
ですから、捌くところから初めても半日もかからずに燻製して食べられます。
半生の状態で燻製することでまた違った味わいが楽しめますよ。
イカの一夜干し燻製の作り方【レシピ】
まずは燻製する前に、イカの一夜干しを作らないといけませんね。
イカの一夜干しは、魚の干物を作るのと比べるとめちゃくちゃ簡単です。
1、イカの内臓を処理する
まずはイカを開いて内臓を全て取り出しましょう。
エンペラ(頭の三角のやつ)が付いていない方から開いてください。
包丁よりハサミの方が簡単かもしれません。
2、立て塩で漬け込む
イカが捌けたら、立て塩(塩水)で漬け込みます。
イカの一夜干しの場合、塩分濃度は3%くらいで十分です。
30分~1時間くらい漬け込みましょう。
3、イカに串を打って一夜干し
立て塩から取り出したら、水気をよく拭き取り、イカが丸まらないように十字に串打ちしておきます。
面倒な方は最悪やらなくても構いませんよ。
今回は干し網で4時間干しました。
干し時間は柔らかさの加減を見ながらお好みで調整していただけたらと思います。
4、イカの一夜干しを吊るしスモーク
今回はロゴスのスモークタワーで吊るしスモークしていきましょう。
鍋型の燻製器を使う方は、サイズに合わせてイカをカットして燻製していただけたらと思います。
100℃前後で20分の熱燻。
大きな以下はもうちょっと時間をかけた方が良いかもしれません。
燻製チップは無難に「桜チップ」を選択。
結論として桜チップはけっこう合うことが分かりました。
5、燻製チップを外して30分以上おく
熱燻が終わったら、燻製チップを外して30分以上そのまま置いておきましょう。
イカの一夜干しに限らず、燻製直後は煙の嫌な味がでてしまうので、馴染ませるための時間が必要です。
ちなみに真ん中に吊るしてあるイカだけ見た目が違いますが、これは干さずに冷蔵庫で乾燥させたもの。
どうやら乾燥が甘かったようで、水分の影響で色がほとんど付きませんでした…。味も微妙…。
「燻製にとって水分は天敵」ということが良く分かりますね。
6、イカの一夜干し燻製の完成
イカの一夜干し燻製の完成!
表面はバリっと燻製されていますが、中は柔らかいので、あたりめとはまた違った美味しさがあります。
一夜干しと燻製の効果で、味の深みも物凄いことになってますね(笑)
噛むほど美味い最高のつまみです。
ぜひ一度お試しください!
イカの燻製は「一夜干し」か「天日干し」をしてから
イカは魚の刺身と比べると水分を抜くのが難しいので、一夜干しや天日干しにした方が燻製には向いているんじゃないかなと思います。
別に生のイカをそのまま燻製しても問題はないんですが、干した方が確実に旨みは増しますし、味わい深いおつまみになるはずです。
また、イカの天日干し燻製の面白いところは、干し加減を調整できるところにあります。
干す時間によって食感が全然違ってくるので、ぜひ好みの加減を見つけてみてください。
それほど手間もかかりませんし、これは定期的に食べたくなるんじゃないかなぁ。