こんにちは!燻製ブロガーのりょう(Twitter)です。
今回は燻製の色付きを良くするためのコツを紹介。
実は燻製チップの中に「ザラメ」を混ぜて燻製すると、食材にツヤが出て見栄えが良くなるんですよ。
市販の燻製食材のように表面がツヤツヤに仕上がります。
実際に使用するザラメの量など綺麗に仕上げるコツを見てみましょう。
燻製チップにザラメを混ぜるとツヤが出ます
燻製チップの中にザラメをちょっと混ぜてあげると、燻製した食材の表面にツヤが出て色付きも良くなります。
チップの種類によっても色の付き方は変わりますが、市販の燻製食品のようなツヤを自宅で出したいときにはザラメです。
ザラメは肉類の燻製におすすめ
ちなみにザラメは肉類の燻製におすすめ。あとチーズとか。
正直なところ、色付きに不満がなければザラメを使う必要はないですが、ちょっとザラメを試してみたいという方はまずは肉から試してみると良いでしょう。
知らなければ気づかないレベルではありますが、ザラメを燻製チップに混ぜて燻製するとほんのりとした甘みが付きます。
これにより燻製直後の渋みも若干抑えられるような気も…。
とはいえ、極端に砂糖の味が付くことはないのでご安心ください(笑)
ザラメはどれくらいの量を入れたら良いの?
具体的に使用するザラメの量ですが、割と適当で構いません。
心配な方は上記の写真を参考にしてみてください。
ザラメの量は大さじ2~3くらい
当然燻製する時間によってもザラメの量は変える必要があります。
熱燻だとだいたい30分くらいで終わることが多いと思いますが、30分の燻製チップに対して大さじ2~3杯くらいがちょうど良いでしょう。
燻製チップに混ぜるザラメの量が増えるほどツヤ付きが良くなります。
ただし入れ過ぎてかえって不自然な色付きになることもあるので、あまり入れ過ぎないように注意しましょう。
ザラメの量を増やし過ぎると燻煙が出なくなるので注意
ちなみにザラメを増やしすぎると燻煙が出づらくなるケースがあります。
適度な量であれば、少ない燻製チップでじっくり燻製できるのでコスパは良くなるんですが、極端に多くなってくると燻製の効果が薄れてしまうので注意しましょう。
この辺りは様子を見ながら調整していただければと思います。
熱によってザラメが溶けてくると温度を調整するときに固まってくるので、後片付けはちょっと面倒だったり…。
できるだけ最低限の量で済ませたいところですね。
「ザラメなし」と「ザラメあり」の燻製ベーコンを比較
最後に「ザラメあり」と「ザラメなし」の燻製ベーコンを比較してみます。
燻製時間と使用した燻製チップは全く同じですが、チップの量はザラメありの方が1/3くらい少なくて済みました。
それを踏まえて色付きを見比べてみてください。
ちなみに燻製ベーコンの作り方は下記の記事で詳しく解説してるので参考にどうぞ。
ザラメなしの燻製ベーコン
ザラメなしの燻製ベーコンです。
色付きは全く問題ありませんが、表面がパサついているのが分かるでしょうか。
ただこれでも全然美味しいですし、正直見栄えが悪いことはないと思います。
燻製ベーコンは時間をかけて作ってるので、時間が短い時の方がザラメの効果は分かりやすいかもしれませんね。
ザラメありの燻製ベーコン
そしてこちらがザラメありの燻製ベーコン。
比較すると明らかに色が濃くなっています。
写真では分かりづらいかもしれませんが、ツヤの付き方も全然違いました。
味はほとんど変わりませんが、味わってみると表面の口当たりがマイルドになった気がします。
やはりザラメは、味よりも見栄えを良くするために使うものってことですね。
素早く色を付けるサポート的な役割も果たしてくれるのでぜひ試してみてください。