こんにちは!燻製ブロガーのりょう(Twitter)です。
今回は燻製に欠かせない「油受け」の話をしようかなと思います。
たとえば肉類など、脂のある食材を燻製するときには油受けが重要な役割を果たします。
アルミホイルで簡単に作れるのでぜひやってみてください。
燻製には油受けが必要です
油受けには燻製器を汚さない以上に重要な役割があります。
燻製チップに油が落ちると燻煙が出なくなる
油受けは燻製チップの火が消えて煙が出なくなることを防ぐために使用します。
燻製初心者の方は、温度を調整しつつ燻煙を出し続けるのに苦労するんですよね…。
燻製チップの火付けはとても繊細なので、ちょっと油が落ちるだけで燻煙が出なくなってしまいます。
強火で燻製するときはそれほど気にしなくても良いのですが、100℃前後だと弱火~中火までしか上げられません。
燻製チップに火が付くか付かないかの温度なので、これだと油の影響をもろに受け、より燻煙を出すのが難しくなります。
油受けの存在が仕上がりを左右するのです。
油受けはアルミホイルで作ろう
油受けに最適な素材は「アルミホイル」です。
耐熱性もありますし、なにより使い捨てOKなのが楽。
火の通りを邪魔しないように重ねず1層で作るのが良いですね。
あとは適当に燻製器のサイズに合わせて作ってみてください。
燻製時に油受けが必要な食材は?
油受けが必要な食材は主に肉類。
もともと脂が乗っている食材は、どれだけ下処理で乾燥させても燻製する際に油が出てしまいます。
魚介類も乾燥が甘いと水分が出てしまいますし、できれば油受けをセットしておくことをおすすめします。脂の乗った魚もいますしね。
一方、チーズやウインナー等の一部加工食品は、わざわざ油受けを使う必要はないでしょう。
料理に慣れている方ならこの辺りの見極めは問題ないかと思います。
油受けがセッティングできる燻製器が便利
ちなみにですが、油受けをセッティングしやすい燻製器を選ぶのもポイントです。
油受けが標準で付いている燻製器はないので自分で考える必要があるんですが、最初からここまで考えている方は少ないと思います。
例えば、室外向けの大型燻製器だと大きな食材を扱うのでより油受けが重要になってきます。
似たような形の燻製器を扱うメーカーがいくつもありますが、その中でも油受けのセッティングがしやすいものとしにくいのもがあるんです。
燻製器を選ぶ時は、この辺りも比較対象のポイントとして見てみるのが良いですね。
油受けの有無が燻製のやりやすさや仕上がりを左右することがあるので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。