こんにちは!燻製ブロガーのりょう(Twitter)です。
ここでは「炭火」を使った燻製について紹介します。
自宅で燻製するときに炭火を熱源に使う方は少ないと思いますが、実際に燻製専門店でも使われていたりと、なにかと使い勝手が良いのです。
炭火で燻製する方法もまとめておいたので参考にしてみてください。
炭火で燻製する方法
まずは炭火で燻製する方法から。
炭火で燻製する手順
下記の手順で簡単にできちゃいます。
まずは炭を起こすところからですね。
炭にしっかり火が移ったら、必要な量を燻製器の中に入れていきます。
燻製したい温度になるように、炭の量を調整しながら入れます。
あとはその上から燻製チップを振りかけてあげればOK。
ご覧の通り、チップから炎が上がることもなく、良い感じの燻煙を出すことができます。
もちろん炭火を起こす手間はかかるのですが、その分温度や燻煙の管理は楽になるような気がします。
個人的には結構おすすめな燻製法です。
炭火による燻製に使用した燻製器
ちなみに今回使用した燻製器は「ロゴスのスモークタワー」です。
炭を扱うにはある程度の容量が必要なので、室内向けの小さい燻製器ではちょっと難しいかも…。
スモークタワーにもともと備わっている燻製チップ容器は、耐久性や汚れが気になるので、ステンレス製のボウルを利用しました。
100均燻製器に使ったボウルが、ちょうど良い感じにハマったんですよね(笑)
どちらにせよ室内で炭を起こすことはできないので、室外向けの燻製器を使うのが良いと思います。
炭火で燻製するメリットは?
炭火で燻製するメリットもいくつか紹介。
熱源にもいろんな種類がありますが、炭火だからこそできる燻製法もあるのです。
1、温度の調整が自由自在
まずは、温度管理が容易なところ。
炭火なら炭の量を調整することで、中温~高温まで幅広い温度で燻製することができます。
バーベキューで炭の火力を調整するのは難しいですが、炭を少しづつ入れて燻製器内の温度を調整することは意外と簡単です。
炭の扱いに慣れてしまえば、自由自在に燻製できるようになります。
2、燻煙の管理が楽
さらに良いのが、燻煙の管理が楽なところ。
60℃前後の中温で燻製する際は、ガスコンロやIHコンロだと燻煙が出づらいです。
100℃くらいまでいかないとなかなか良い煙が出ないんですよね…。
これだと熱燻しかできません。
炭火の場合、熱源に燻製チップを直接振りかけるので、中温でもしっかりと燻煙が出続けます。
炭火を極めれば自由自在な燻製ができる
まとめると、炭の魅力は「幅広い温度に対応しつつ、どんな温度でも燻煙をしっかり出すことができる」ということでしょう。
冷燻は置いておくとして、それ以外ならどんな燻製でも出来るというのが炭火の魅力です。
熱燻はガスコンロでも良いですが、温燻にはぜひ炭火をつかってみてください。
例えばローストビーフなど、低温調理のような繊細な火入れが求められる時には炭火が便利。
火入れだけならガスコンロやIHコンロでも出来ますが、その場合なかなか燻香を付けることができません。
炭火ならしっかり燻製しつつ火入れも完璧にこなしてくれます。
燻製の幅を広げるためには、炭は欠かせない存在になってきます。
ぜひ一度試してみてください!