燻製器には「空気穴」が欠かせない。実は燻煙を閉じ込めるよりも重要!?

スモークタワー 温燻燻製のやり方
今村りょう
今村りょう

こんにちは!燻製ブロガーのりょう(Twitter)です。

ここでは燻製器に欠かせない空気穴について紹介させていただきます。

燻製初心者は「密閉状態を作って燻煙を閉じ込めたい」と考えがちですが、実はこれかなり効率が悪いです。

市販の大型燻製器にはちゃんと空気穴が付いていますよね。

燻製のやり方に応じてこの空気穴を上手く活用することが、効率よく燻製するコツとなってくるのです。

燻製器を段ボール等で自作する方も、空気穴を上手く活用してみてください。

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燻製器に空気穴が必要な理由は?

燻製器に空気穴が必要な理由は主に2つあります。

燻製に空気穴が欠かせない理由
  • 燻製材の火付きを良くするため(主に温燻の場合)
  • 燻製器内の温度調整のため etc

1、燻製材の火つけを良くするため

まず重要なのが、燻製材の火付きを良くするためです。

密閉状態では火が付きませんからね。

実際には全くつかないということもありませんが、明らかに燻煙の出が悪くなります。

熱燻のようにガスコンロ等の熱源を使って燻製するする場合はまだ良いのですが、温燻のように燻製ウッドのみで燻製する時は特に空気穴の扱いが重要。

上下の空気穴を開けて空気が流れる道を作ってあげましょう。

2、燻製器内の温度調整のため

続いて燻製器内の温度調整。

熱燻の場合は空気穴を使用しなくても燻煙は出続けるんですが、温度調整に利用することができます。

60℃くらいの温度を保ちたいときに、ガスコンロの火力は強すぎるんですよね。

もちろんメーカーによりますが弱火でも超えてしまうことがあります。

燻製器内の温度が上がりすぎた時に空気穴を活用することで、良い感じに温度を下げる事が出来るのでやってみてください。

僕も空気穴を開けたり閉めたりして調整してます(笑)

燻製器には2種類の空気穴がある

まず初めに、燻製器には2種類の空気穴があります。

燻製器の空気穴
  • 燻製器下部についている空気穴
  • 燻製器上部についている空気穴

それぞれの活用法をまとめておきますね。

1、燻製器下部についている空気穴

スモークタワー 温燻

燻製器下部についている穴は、燻製材の火付きを良くするためのものです。

ここから空気を取り込むことで燻煙の出が良くなります。基本的に空けておいてOKです。

燻製ウッドで温燻する場合は必ず開けておきましょう。

2、燻製器上部についている空気穴

スモークタワー 温燻

燻製器上部の穴は火つけを良くするためと、温度調整に活用します。

熱燻の際は閉じておいても問題ありませんが、温燻の際は空気の逃げ道として開けておくことをおすすめします。

開けておくとどんどん燻煙が出ていってしまいますが、出続けている分には燻製の仕上がりに差はないのでご安心ください。

個人的には燻煙の様子を見ながら開けたり閉めたりしてます。どちらかというと温度調整に使うことが多いです。

空気の流れを利用して効率よく燻製しよう

燻煙を逃がさないように穴をふさぐほど、燻煙が出づらくなるということも覚えておきましょう。

燻製材がある限り燻煙は出続けますから、密閉するよりは空気穴を利用して空気の流れを作ってあげた方が効率が良い場合があります。

もちろん鍋型燻製器のように室内で使う燻製器の場合は、ガスコンロ等の熱源を使って一気に燻製するイメージでかまいません。

これなら燻煙は出てくれます。

一方、室外で長時間の温燻をする場合は、ある程度空気の流れを作ってあげることが簡単に燻製するコツ。

これで一度付けた燻製ウッドの火を消すことなく、長時間燻煙を出し続けることができます。

ぜひ燻製材の火付きが悪いときは空気の流れを意識してみてください。

段ボール等で燻製器を自作する時も、上下に穴を開けてあげると良いですよ。

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