こんにちは!燻製ブロガーのりょう(Twitter)です。
今回は簡易冷燻器「イージースモーカー」をいただいたのでご紹介。
冷燻器は当サイトでもこれまでさんざん使ってきたので、簡単に比較しながらイージースモーカーならではの特徴を見ていきたいと思います。
冷燻器らしくスモークサーモンも作ってみたのでその様子も合わせてご覧ください。
冷燻器「イージースモーカー」の魅力
こちらが冷燻器イージースモーカー。
簡易型冷燻器はいろんな種類がありますがどれも基本的な構造は同じです。
受け皿に燻製チップを入れ着火した後、モーターによりチューブを通して燻煙を送り出すという形ですね。
料理をさらに盛り付けた後に、卓上でサクッと燻製出来てしまうのが魅力です。
冷燻器の中でも非常にコンパクト
まず届いたときに驚いたのがそのサイズ感です。
ご覧の通り箱が手のひらに収まる大きさ。
これは冷燻器の中でもかなりコンパクトで、それでいてチップの受け皿はある程度の大きさがあるというのが良いですね。
受け皿が小さくて一回でちょっとしか燻煙が出ない商品もある中、イージースモーカーは絶妙なサイズ感をしていると思います。
実はこれ旧モデルから改良された新モデルなんですが、お客様の声をもとに改良されただけあって非常に扱いやすいです。
メンテナンスキットが付属
「洗浄ブラシ」と「交換用金属メッシュ」が付属しているのも嬉しいところ。
いろんな種類の燻製チップを使っていると匂いが混ざらないように洗浄は欠かせませんので。
部品も細かく分解できるので簡単に洗うことができるので、内部に燻煙のヤニがたまることもありません。
金属メッシュも長く使っていると熱で曲がったり変色してくるのでありがたいです。
ちなみに10回に一度くらい分解して洗浄するのが良いみたいですよ。
イージースモーカーで「スモークサーモン」を作ってみた
ここからは実際にイージースモーカーで燻製してみたいと思います。
せっかく冷燻器なのでスモークサーモンなんてどうでしょう。
おうちで食材に火を入れずに燻製できるのは簡易冷燻器ならではですからね。
1、サーモンをソミュール液に漬け込む
まずはサーモンをソミュール液(塩水)に漬け込みます。だいたい一晩くらい。
燻製だけでは味が付かないので、あらかじめ下味をしておかなければなりません。
今回は塩分濃度3%と市販のスモークサーモンと比べたら塩分弱めです。
これくらいだとサーモンの甘みと燻製の風味が引き立ちます。
塩分濃度はソミュール液メーカーでお好みに調整してみてください。
2、冷蔵庫で乾燥させる
漬け込みが終わったらサーモンの水気をとって乾燥させます。
冷蔵庫で1~2日ほどラップをかけずに乾燥させてください。
水分を抜いた方がスモークサーモンらしくなりますし、のちほど燻製する時に香りが付きやすくなります。
燻製前に表面の水分は確実に拭き取っておきましょう。
3、イージースモーカーで燻製
いよいよ燻製です。
通常は柵のまま燻製することが多いんですが、簡易冷燻器の場合はスライスしてからやるのがおすすめ。
なんなら写真のように、盛り付けてしまってからボウルをかぶせるのも良いですね。
こんな感じで机の上で簡単に燻製が作れてしまいます。
けっこう燻煙がでますが、チップの量が少ないので室内に匂いが付く心配はほとんどありません。
少し経てば気にならなくなりますし、心配な方は換気扇の下でやれば全く気にならないレベル。
この気軽さが最大の魅力でしょう。
4、スモークサーモン完成
ボウル内の燻煙が薄れてきたら完成です。
たった数分で燻製の香りが付いてしまうのですから、即席燻製器としては申し分ありませんね。
ちなみに今回はリンゴチップを使ったんですが、甘みがあってサーモンとの相性は抜群でした。おすすめです。
卓上で気軽に燻製できる商品です
以上がイージースモーカーを使ってみた感想でした。
もちろん通常の燻製器を使って時間をかけた燻製と比べると色付きが弱かったりと弱点もありますが、手軽に燻製したいという方にとってはベストだと思います。
当サイトでは過去にも冷燻器を紹介していますが、イージースモーカーはコンパクトかつ高いメンテナンス性が備わっているのが魅力的。
ちなみにイージースモーカーは「燻製ドーム」も別売りで販売しているので、合わせて使うとより効率的な燻製が出来るようになります。
料理の写真を撮る方におすすめですね。