こんにちは!燻製ブロガーのりょう(Twitter)です。
今回紹介する燻製レシピは「鮭の白子の燻製」です。
鮭の白子は他の白子と比べると、味が淡泊であっさりしていますが、その分非常に安いのが魅力。
そんな鮭の白子を燻製によって濃厚な珍味のように仕上げました。
鮭の風味も感じつつ、新感覚の味わいが楽しめますよ。ぜひお試しあれ。
鮭の白子の燻製の作り方
はい、鮭の白子を買ってきました。
秋になるとかなりの確率でスーパーに並んでますよね。
3個くらい入って200~300円とかなりお得な食材です。
茹でてから氷水で冷やしたものを、もみじおろしポン酢で食べるだけでもそれなりに美味しいんですが、ちょっと淡泊で物足りないというのが正直なところ。
今回は醤油系の漬け地に漬け込んでから燻製することで、味わい深い鮭の白子にしていきましょう。
1、鮭の白子を漬け地に漬け込む
まずは下味を付けるために、鮭の白子を漬け地に漬け込んできます。
割合は「昆布醤油:酒:水=1:1:1」で合わせてみました。
今回は天然羅臼昆布醤油を使いましたが、もちろん家にある普通の醤油でもOKです。
だいたい2~3時間くらい付けておけば適度に味がしみ込んできます。
塩系のノーマルなソミュール液を使うのも良いのですが、今回は燻製する食材が淡泊な味ということで濃い目の味付けにしてみました。
2、水気をよくふき取り冷蔵庫で乾燥させる
下味が付いたら、鮭の白子の水気をよくふき取り乾燥させます。
ラップをせずに冷蔵庫に一晩ほど置いておきましょう。
表面の膜をしっかり乾燥させておくことで、燻香のノリがよくなります。
肉と違って中まで水分を抜くのは難しいですが、表面だけでもしっかり乾燥させておいてください。
3、桜チップで1時間ほど燻製する
乾燥が終わったらいよいよ燻製です。
鮭の白子は60℃~80℃くらいで1時間ほど燻製すれば完成。
温度でいうとちょうど「温燻」と「熱燻」の中間くらいのイメージですね。
今回はあまり温度が高くないので、安定して燻煙を出すために「燻製ウッド」を使いました。
ちなみに種類は桜を使いました。お好きものをどうぞ。
燻製器は安定の「ロゴス スモークタワー」です。
室外向けとしてはかなり使い勝手が良くてでおすすめ。
4、燻製した鮭の白子を仕上げ乾燥
良い感じに燻製出来てますね。色付きもグッド。
最後に仕上げ乾燥をしたら完成です。
燻製直後にすぐに食べてしまうと、燻煙による苦味や渋みが残っているので、最低でも30分以上は休ませるようにしてください。
あとは切り分けるだけで、何もつけずに美味しくいただけます。
淡泊な鮭の白子が燻製により濃厚な味わいの珍味に
鮭の白子の燻製が完成しました。
表面の膜にしっかりと燻製によるコーティングがされてますね。
昆布の出汁が効いた醤油に漬け込んでいるので、かなり濃厚な風味になりました。燻香とのバランスも良し。
した味なんていろんな付け方がありますが、鮭の白子と昆布醤油はめちゃくちゃ合います。
食感は表面が「からすみ」のようで、中身が「レバーのパテ」のようなイメージ。新食感でまるで珍味のようです。
珍味好きの方にはぜひ一度食べてみてもらいたい。凄く滑らかで味わい深いです。
安くて淡泊な味わいとはいえ白子ですから、ある程度手を加えてあげることでこんな感じの絶品に化けます。
家飲みのおつまみにぜひ作ってみてください。