こんにちは!燻製ブロガーのりょう(Twitter)です。
今回紹介する燻製レシピは「燻製醤油」です。
安い醤油でも燻製することで格段にレベルアップさせることができます。
燻製醤油を料理に使うと燻製の風味がプラスされるんですが、極端に主張するわけでは無いので、通常の醤油同様に万能な調味料として活用できると思います。
ぜひ色んな料理に合わせてみてください!
燻製醤油の作り方
燻製醤油と言っても作り方はその他燻製と何ら変わりません。
熱燻、温燻、冷燻のどの手法でも問題ありませんし、どんな燻製器を使ってもOK。
もちろん保存性も本来の醤油と同じです。
1、アルミホイルカップやフリーザーバッグを使う
熱燻や温燻で燻製醤油を作る場合は「アルミホイルカップ」を使うのが便利です。
この中に醤油を入れ、通常の食材同様に燻製するイメージ。
耐熱性のある容器なら何でも良いですが、使い捨てで使えるので楽なんですよね。
フードスモーカー等で冷燻する場合は、「フリーザーバッグ」を使うのがおすすめ。
何回か燻煙を入れ替えてあげることで、醤油に付く燻香も強くなります。
醤油に限らず、調味料を燻製する際は上記のアイテムを駆使して燻製してみてください。
2、醤油は30分以上かけて燻製する
今回はスモークタワーで醤油を燻製してみました。
醤油のような液体は燻香が付きづらいので、ちょっと長めに燻製することをおすすめします。
できれば30分以上はやりたいですね。
当然表面にしか燻煙は当たりませんから、なるべく平べったい容器に浅く入れた方がしっかり燻香が付きます。
できれば途中で混ぜてあげると完璧なんですけどね。
その点フリーザーバッグを使えば楽に混ぜることができます。
3、少し休ませて燻香が馴染んだら燻製醤油の完成
燻製が終わったら30分ほど休ませてあげましょう。
醤油に燻香が馴染んで口当たりの良い味わいになります。
これで燻製醤油の完成です。
通常の醤油と同様保存が効くので、何か燻製するついでにすみで燻製醤油を作っておくのがうちの定番。
料理に使うと適度に燻製の香りがつくので、あくまで料理を引き立てる調味料として活用することができます。
醤油を上手に燻製する3つのコツ
燻製醤油を作る際のコツは下記の3つです。
基本的には先ほど作り方で紹介した通りですね。
調味料は燻香が付きづらいので気持ち長めに燻製することと、醤油と燻煙が触れ合う表面積を広く取ること。
最後に少し休ませる時間を設けることで、醤油の味にうまく燻製の風味が馴染んで美味しい燻製醤油を作ることができます。
あとはよっぽど無いと思いますが、一度に大量の醤油を燻製すると燻香のノリが悪いです。
当然少量の方が濃い燻香が付くので、保存用に一気に作る事はあまりおすすめしません。
燻製醤油の活用例
ここで少し燻製醤油の活用例を紹介したいと思います。
1、燻製醤油×卵かけご飯
まずはやはり燻製醤油卵かけご飯でしょう。
シンプルに燻製醤油だけでも良いですし、同じく燻製した「ごま油」や「ブラックペッパー」を合わせるのも面白いですね。
掻き込んだときに鼻から抜ける燻香がたまりません。
最近は卵かけご飯専用の醤油なんてものもありますが、それと同じくらい醤油に燻製による旨味がプラスされています。
燻製醤油の魅力を知るにはまずは卵かけご飯です。
2、燻製醤油×冷やしうどん
続いて燻製醤油冷やしうどんです。
冷やしたうどんに卵を乗せて燻製醤油をぶっかけました。
味付けは燻製醤油のみですが、上等な出汁をかけたかのように深い味わいになります。
うどんと燻製の組み合わせ自体が非常に珍しいので、燻製好きとしてはそれだけで楽しますね。
3、燻製醤油×刺身
もちろん燻製醤油は刺身との相性抜群です。
口に入れた瞬間にふわっと燻香が広がって、あとから醤油の旨みがでてくる感じ。
握りずしのネタにスッと塗っても美味しく食べられます。
燻製醤油には減塩効果もある!?
今回紹介したのは自家製の燻製醤油でしたが、実は燻製醤油って商品化されてもいるんですよね。
その中でも、減塩効果を魅力の1つに挙げる商品は少なくありません。
減塩醤油を燻製する事で塩味の薄さをカバーしたり、燻製醤油の強い旨味のおかげで通常の醤油よりも使用量が減ったり…。
正直、商品の種類や使い方によるところも大きいんですが、燻製醤油にはこんな効果もあるんです。
逆に醤油を燻製することによるデメリットはありません。
ぜひ燻製醤油を作って家庭料理の幅を広げてみてください!